毎年、東京の冬の寒さで乾燥し枯れた木々から最初の芽が現れます。
時は春。
この黒い枝と生命に満ちた新芽のようなコントラストだけではなく、
新しいものと古いもの、伝統的なものと現代的なもの、
感覚と感情の二元的な思想が、
対照的なものが共存するこの地に存在しています。
そんな季節にまさにこの東京で、
遥か彼方の地から来たリズムであるサンバを愛する仲間たちが集まり、
情熱を注ぎ活動するためのグループを結成しました。
2001年3月、ブロコ・アハスタォンが誕生したのです。
それ以来、サンバのリズムの魅力に憑りつかれてますます多くの仲間が集まってい
ます 。
一般の人に別の文化のデモンストレーションを行うことを通じて、
理解と同化に立ちはだかる壁を乗り越えようとしています。
私たちはブラジルから来たこの音楽の起源を忘れず、
サンバだけが持つ力とエネルギーで、
「見せる」というよりは、むしろ「引き込む(arrstar)」ことで、
この地にサンバを普及する方法を模索しています。
それは文化の共生。
ブラジルと日本。
私たちの色は黒と白。
枯れた枝から生まれる芽。
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